法律相談会・セミナー実施報告

2021.12.02

第38回セミナー実施報告

11月24日(水)下記のとおり、ビッグ・アイ小研修室5にて第38回目となるセミナーを開催しました。

第一部「相続登記の義務化と家族信託の利用」講師:司法書士 樋口 聡

第二部「どんな家庭にも相続対策」講師:ファイナンシャル・ジャパン()藤原悠貴氏

緊急事態宣言も開け、コロナウイルスの感染者数も随分と落ち着いてきた今日この頃。

セミナーの予約も続々と入り、17名の方々にご参加いただきました。

今回も、前回に引き続き、「相続登記の義務化」「家族信託の利用」についてのセミナーです。

家族信託については、当方にも時々相談がありますが、まだ初めて聞くという方が多く、今回のセミナーでも勉強になりましたという意見が多かったです。

相続登記の義務化については、相続した不動産について、相続登記がされていないケースが多数存在することが、東日本大震災からの復興に関連して報道され、社会的な関心を集めたので、ご存じの方もおられるかと思います。

不動産の相続登記が放置されると、所有者の把握が困難となり、その結果、所有者不明の空き家が増加する大きな要因になるばかりではなく、老朽化により家屋が倒壊したり、その地域に必要な公共事業の支障になるなど多くの社会問題につながります。

また、相続登記を放置していると・・・・相続登記が困難になります!!

  • 相続人がどんどん増えて、話し合いがうまく進まない
  • 書類収集(戸籍など)の手間が増え、費用が高くなる
  • 相続人の中に面識がない人が現れ、協議に時間がかかる
  • 相続人の中に認知症になるなどの判断能力が低下してしまう人がいると、家庭裁判所に成年後見人の選任の申立てが必要となったり、所在不明の人がいると、不在者財産管理人の選任申立てが必要になるケースが生じる

このような事態になると残されたご家族も大変です。

そうなる前に、ご自身の大切な家族や次世代の方々のためにも、今から相続登記を進めていきましょう!!