7月20日(火)下記のとおり、ビッグ・アイ小研修室5にて第36回目となるセミナーを開催しました。
第一部「相続における注意点と家族信託の利用」講師:司法書士 樋口 聡
第二部「どんな家庭にも相続対策」講師:ファイナンシャル・ジャパン(株)藤原悠貴氏
当日は、大阪でも初の猛暑日となり、35度を超える暑さでしたが、7名の皆様にご参加いただきました。ありがとうございました。
今回のセミナーでは、前回に引き続き、相続において注意して頂きたい点や家族信託で一番よく使われる具体例等を紹介しましたが、質問も多数飛び交う活気のあるセミナーとなりました。
特に、「遺言書」に興味を持っておられる方が多く、「子供達にそれぞれ○○を残したいがこんな場合は遺言書を書いておいた方がよいのか?」「自署できない場合はどうしたらよいのか?」や「家族信託契約について、後で内容を変更したいと思った場合はどうするのか?」「生前に110万ずつ贈与する場合について」等の質問がありました。
事務所に寄せられる相談でも「遺言書」がないばかりに、相続が複雑になり時間がかかる事例が多々あります。
自筆証書遺言の要件緩和や、法務局での保管制度により、より自筆証書遺言が利用しやすくなりました。この機会にご自身の相続について、残される家族の為にも考えてみませんか?
もし、「遺言を書く」ことが面倒だなあと感じてしまう方は、まずは「財産の現状を把握する」というところから始めて下さい。「不動産、預金、証券、保険等」と書き出していくだけでも、遺言を残すことに向けての大きな一歩になると思います。