9月2日(水)、下記のとおり、ビッグ・アイ小研修室5にて第32回目となるセミナーを開催しました。
第一部「聞いて得する!!相続法改正ポイントと家族信託の利用」
~約40年ぶりに変わった”相続法”何がどう変わった?~
~生前対策としてなぜ家族信託が注目されているのか?~
講師:司法書士 樋口 聡
第二部「生命保険信託と保険の活用について」講師:プルデンシャル生命保険㈱藤原悠貴氏
当日はセミナー前からひどい雨が降り、足元の悪い中での開催となりましたが、予約いただいた皆様、8名全員にご参加いただきました。ありがとうございました。
平成30年の12月から相続法改正についてのセミナーをしてきましたが、この7月10日の「法務局での自筆証書による遺言の保管制度」の施行が最後でしたので、全ての相続法改正が施行されました。
今回も改正内容について、例えば法務局での遺言書の保管制度ですと、本人が自身の書いた遺言書を、住所地、本籍地、不動産の所在地のいずれかの法務局へ予約をして持参(郵送はダメ)するなど、実務上の細かい点も補足しながら説明をしました。
家族信託については、銀行などが扱っている商事信託とどう違うのかというところから、家族信託が他の制度(遺言・成年後見等)をカバーできる財産管理の方法であること、特によく使われている事例を中心に紹介しました。
時間が押してしまい、レジュメの全てを紹介することができませんでしたが、ご自宅で再確認していただき、分からない点等あれば遠慮無くおっしゃって下さい。いつでも対応させていただきます。
1部、2部と長時間のセミナーにもかかわらず、熱心にメモを取り、質問も飛び交う活気のあるセミナーとなりました。
具体的には「家族信託の場合、固定資産税はだれが負担するのか?」「家族信託の受託者は他人では駄目なのか?」「相続人以外の親族にも介護等の寄与分に対し、相続人へ金銭請求ができるようになったが、親族とはどこまでの範囲を指すのか?」などの質問がありました。
今後も隔月を目標にセミナーを開催していく予定です。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。